思い出が美化される期間｜冷却期間が必要な理由と連絡を再開するタイミング

自分を振った男性がSNSで「いいね」してきたら、もしかして元の関係に戻れるかな……と期待する女性もいますよね。復縁できる可能性は十分あります。ただし、時間がかかるかもしれません。

今回は、振った女性に「いいね」する元彼の心理と冷却期間の必要性について解説します。

元恋人への気持ちが残っている女性は参考にしてください。

男性が思い出を美化するまでの期間はどれくらい？

男性には過去の恋愛を美化する傾向があるため、冷却期間をおいて連絡するのが良策です。

では、どのくらい経つと感情が変化するのでしょうか。彼が彼女を振った理由や状況にもよりますが、下記を目安にしてください。

別れてすぐは一時的な解放感を感じている

恋人を振った直後の男性は、解放感を覚えていることが珍しくありません。そのため、別れてすぐのタイミングで連絡しても、復縁は実りにくい傾向にあります。

特に振った理由が彼女の嫉妬や束縛だった場合、彼氏は自由がほしかったはずです。別れて1ヶ月ほどは「1人になってほっとした」というのが、男性の本音ではないでしょうか。

不思議なのは、女性を振って解放感にひたっているはずの元彼が「いいね」してくる心理状態ですよね。別れた後もSNSでチェックしているとしたら、少なくとも元カノは気になる存在なのでしょう。

とはいえ、未練があると判断するのは早計かも。たまたま表示された投稿に間違って「いいね」を押すこともあり得ます。

半年～1年程度は必要

振った男性の中で恋人の思い出が美化されるまでの期間は、半年から1年の間で個人差が見られます。まずは半年以上かかると見ておきましょう。

元彼が「いいね」してきたとしても、半年ほどは「自分から女性を振った」という記憶が抜けないはず。あるいは「彼女とは一緒にいたくない」と思った理由や状況をまだ覚えているでしょう。

一方で、別れて半年以上経つと、男性の中で心境の変化が起きるようです。

半年を過ぎてから「いいね」してくる元彼は、相手に対する悪い印象が薄れ、付き合っていて幸せだった頃の感覚に戻ってきた可能性があります。

適切な冷却期間をおいてからタイミングよく連絡することで、復縁が実る確率を上げられるのです。

冷却期間の伸ばしすぎには注意

復縁を望んでいるなら、冷却期間の伸ばしすぎはよくありません。冷却期間を見誤ると、元彼の中で思い出が美化されるのを待つつもりが、復縁のチャンスを逃しかねないので気をつけてください。

仮に元彼の「いいね」が「復縁したい」アピールだったとしても、1年以上全く反応がなかった女性のことは、諦めているのではないでしょうか。

元彼が次の恋愛へ向かって気持ちを切り替える場合もあるでしょう。

2人に付き合うイメージがあるうちに、復縁に向けて何らかのアクションを起こすことが必要です。

一定の期間をおいた後は、彼に「いいね」を返す、彼の投稿にも「いいね」するなど、SNSをうまく使って距離を縮めていくのも1つの手かもしれませんね。

元彼と復縁したいなら思い出が美化されるまで待ったほうがいい理由

元彼が「いいね」してきたら、機会を逃さず即連絡すれば早く復縁できるのでは？　と考える人もいますよね。

しかし、思い出が美化されるまで待つことは、復縁を実らせる上で重要なのです。主な理由を2つ挙げます。

離れたい気持ちや嫌悪感が緩和される

別れてから時間をおくと、元彼の「元カノから離れたい」という気持ちがやわらぐ傾向があります。

元彼にしてみれば、「あなたと距離をおきたい」と考えるだけの理由や状況があったのでしょう。

たとえばの話ですが、別れた原因が彼女の浮気だった場合、元彼は嫌悪感を覚えるかも。不快な記憶がなまなましいうちに連絡を試みたところで、相手が拒否してもおかしくないでしょう。

ですが、時間が解決することも少なくありません。冷却期間をおくと、元彼の中で彼女を振った記憶が曖昧になったり、負の感情が薄れたりすることも出てくると考えられます。

すると、過去に好きになって付き合っていた相手ですから、再会すると「やっぱり気が合う！」と感じる可能性が高いのです。

美化されるとあなたが恋しくなる

男性心理として、思い出が美化されたゆえに元彼女が恋しくなるのはよくあること。時間とともに、思い出したくないことは記憶の隅に追いやられ、付き合っていた頃の楽しかった思い出だけがデフォルメされてくるようです。

加えて、別れた直後は解放感にひたっていた男性も、徐々に1人が寂しくなってくるよう。

彼女と一緒に過ごした経験や出来事を振り返って「あの頃はよかった」「また会いたいな」と考え始めるかもしれません。

男性が孤独を感じながら元恋人のSNSをチェックするようになれば、復縁が実る確率は確実に上がります。実際に振ったくせにいいねしてくることもあります。

相手に見られることを考えて、SNSは楽しい話題で投稿しましょう。愚痴や悪口などネガティブな内容は、控えたほうが賢明ですよ。

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元彼と連絡を再開する口実やタイミング

思い出が美化されるまで冷却期間をおいた後は、少しずつ復縁に向けて動き出しましょう。

具体的にどうすれば関係を修復できるのでしょうか？元彼に連絡する口実やタイミングを提案しますので、状況を見極めながら実行してくださいね。

季節の変わり目

季節の変わり目は、元彼と連絡を再開するのにうってつけのタイミングといえます。天候が不安定なため、相手の体調を気遣うことを口実にメッセージを送りやすいのです。

たとえば「いつも花粉症がひどいけど、今年の具合はどう？」「急に寒くなったけど風邪ひいていない？」など。元彼は「こっちは振ったのに体を気遣ってくれるなんて、優しい女性だな」と感じ、あなたを見直すきっかけになるかもしれません。

季節の移り変わりは、人恋しい気持ちを起こさせるところもあります。出会いと別れの繰り返しを連想させるからでしょう。

特に、秋から冬にかけてが狙い目。時季を見て連絡を再開すれば、元彼が「彼女とやり直そうかな」と考える確率が上がるでしょう。

別れた原因を改善できた

振られた原因を修正した時も、元彼への連絡再開に機が熟したといえます。

相手を傷つけるような行為をした場合、「あの時は私が悪かった。本当にごめんね」と心から謝ることは、連絡する口実にもなりますよね。

大切なのは、自分の言葉や態度のよくない点をしっかり直してから「出会い直す」こと。振られた原因を取り除いておかないと、元彼は「振って正解だった」と確信する可能性もあります。「彼女は変わった」と思ってもらえるかが復縁の成否を分けるのです。

ただし、あまりにも深刻な調子で反省すると重い雰囲気になってしまい、復縁につながらないパターンも。謝る時以外は、明るい表情や態度を心がけたほうが好印象かもしれません。

思い出が美化されるまでの冷却期間の乗り越え方

ここまで、冷却期間をおくことの大切さを強調してきました。

しかし、彼の気持ちが変わるまでじっと待っているのは、つらい経験になるかもしれません。

どうしたら、思い出が美化されるまでの冷却期間を乗り越えられるのでしょうか？

別れた原因を考える

冷却期間は、別れた原因を特定するために有効に使うべきです。なぜ、あなたは元彼氏に振られてしまったのでしょうか？　時間をかけて問題点を洗い出してください。

• 相手を不安にさせる行動をとらなかったか
• 相手を傷つける言葉を口にしなかったか
• 相手が嫌がる態度をとっていなかったか

別れた原因を勘違いしていると、反省や改善の意志を示しても空回りしかねません。過去に自分が元彼に何をしたのか、元彼はどんな気持ちになったのか、振り返ることが重要です。

別れの原因を取り除くには、自分を変える努力が必要なケースもあるでしょう。欠点を直すには、思った以上に時間がかかることも。

しかし、努力の末に復縁できた場合、別れる前より強い絆で結ばれるカップルが多いですよ。

自分磨きをする

冷却期間を活かして自分磨きをするのも一案です。元彼に会わない時間に、自分の魅力に磨きをかけましょう。

あなたが素敵に変身すれば、久しぶりに会ったときに元彼を驚かせられるかも。外見を磨けば「彼女、こんなに可愛かったっけ」、コミュニケーション能力を磨けば「彼女と話すと気持ちが明るくなる」と感動させる効果が見込めます。

しかも、元彼がSNSであなたのアカウントを見ているのなら、会わない期間もあなたの印象をアップさせることが可能です。

自撮り画像で「やっぱり可愛いな」、投稿内容で「言葉遣いに心を惹かれる」などと、見直してもらえるかもしれません。

自分磨きを続けて素敵な女性になれば、SNSも復縁のきっかけの1つになり得ますね。

冷却期間をおかなくてもいいケースは？

続いて、冷却期間なしでも復縁しやすいケースを2つご紹介します。

思い出が美化されるまで冷却期間をおくのが復縁のセオリーですが、ご紹介する2つに当てはまる場合は今すぐアクションをとってもOKですよ。

相手の方から連絡してきた

冷却期間がいらないケースの1つに、振った元彼の方から連絡してきたことが挙げられます。

特に元彼の連絡の仕方が下記のようなケースでは、思い出が美化されるまで待つ必要はないため、間をおかず素直に応じるのが賢明ですよ。

• 元彼があなたを振ったのを反省して謝ってきた
• 元彼があなたとよりを戻したいと申し出た
• 最後に会ったとき感情的にぶつかり合って終わった（ケンカの直後など）

相手の連絡を放置して冷却期間をおくと、以下のような誤解を招き、復縁の妨げになります。

• 謝罪を受け入れてもらえなかった
• 連絡を未読無視・既読無視された
• 音信不通でフェードアウトされた

むしろ早く相手に返事したほうが、スムーズに関係を修復できるでしょう。

友達のように会えている

もう1つが、元彼が友達や知り合いでよく顔を合わせているケースです。2人がいつも会っている場合、冷却期間をおくという方法は現実的ではないですよね。

時間をおいても思い出は美化されにくいでしょう。あなたの気持ちを率直に伝え、元彼は今も自分を好きなのか、早く確かめたほうがすっきりするかもしれません。

すぐにはやり直せなくても、今の関係をキープするのも手です。元彼に振られたショックは見せず、明るい笑顔で感じよく接するのがポイント。

人として信頼できる印象を与えていれば、逆転で復縁できる可能性があるものです。

友達のような関係を築くと、2人が無理なく一緒にいられますよね。このケースで復縁がかなうと長い付き合いになりやすく、結婚に至ることも多いですよ。

思い出が美化される心理現象をうまく利用しよう

振った後で元彼が「いいね」してくる理由は未練とは限りませんが、元彼女の存在が気になっている可能性はあります。

あなたが復縁を望んでいる場合、以下の方法をとるとよいでしょう。

• 元恋人と即連絡をとりあいたい気持ちを一旦こらえる
• 「思い出が美化される冷却期間」をおいてから連絡を再開する
• SNSを使って距離を縮めていく方法も使える
• 元彼から連絡してきたら放置せずに応じる
• 元彼に再度振られても笑顔で感じよく接する

冷却期間を乗り越えて復縁したカップルの中には、その後の人生をともに歩んでいる人たちが大勢います。

男性の中で思い出が美化される心理現象をうまく利用して、復縁に向けて効果的なアクションをとってみませんか。